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尾藤 悦子 Etsuko Oto

 

福岡県朝倉市生まれ。

共星の里 副代表。

服飾デザイナー

 

大学卒業後、レコーディングスタジオに勤務し、音楽録音のほか、TVコマーシャル制作・イベントの企画に携わり、

ファッションショーのプロデュースも数多く手がけ、現在に至る。

1985年洋裁学校卒業。結婚を機に1945年創業の有限会社かめや呉服店に勤務し、義母であるオートクチュールファッションデザイナー テルコ・オトー(NDC日本デザイナークラブ会員・福岡県知事賞受賞・朝日新聞社賞受賞・ミュージカル衣装製作、パリコレクション出展、九州国立博物館出展他多数2020年没)に師事し、パターン・デザインと和服を学ぶ。

 

2000年から母校でもある山里の廃校利用の美術館 「共星の里」の立ち上げ・企画・運営を行い、日本の原風景が広がる生まれ育った山里で、廃校利用の美術館「共星の里」(2000年開館)を拠点に、

生きることそのものを「アート」としてとらえ、衣食住を通し真の豊かさの探求を続けている。

 

その22年の活動が認められ、29回福岡県文化賞(令和3年)を社会部門にて「廃校利用の美術館共星の里 黒川INN美術館」が受賞する。

2011年、『クチュールかめや』のものづくりを母体に、独自のクチュール感を大切にした一点物の「創作服KIEN」を自ら立ち上げ、

全国の百貨店において創作服KIENを発表。

 

現代アートを服に取り入れ、作家 柳和暢氏の手描きによる作品を服作りに生かした作品や

2021年には「甘木絞り」(福岡県知事指定特産工芸品2024年)を多くの世代に知っていただきたく「恋ころも」展と題し、

郷土が誇る繊維文化に注目し共星の里黒川INN美術館にて

1960年から一早く、伝統工芸ののぼり旗・博多織・久留米絣などの和の材料をコスチュームへと取り入れ、

2008年にはパリにてコレクションを発表し、数々の服飾作品や舞台衣装を手掛け続け、

94歳で死去したファッションデザイナー テルコ・オトーと甘木絞りの伝統を継承しながら、

甘木絞りの芸術や可能性を追求している若手作家中村美香との企画展をプロデュース。

期間中、プロモデルによるファッションショーや甘木絞りのワークショップも開催し大きな反響を与えた。

 

『アート感のある現代のジャポニズム』をコンセプトに「心が形を」の理念のもと、

 田舎暮らし・文化・ものづくり・made in japan の大切さを感じ、日本の和服、畳む文化、布地が織り成す直線美の面白さ、

郷土が生み出した久留米織・草木染め・甘木絞りを愛し”伝統美から現代美へ”と

お客様の豊かな暮らしのお手伝いしたいと想いを込め、布遊びを楽しみながら 快適で着心地の良いデザインを中心に、日本の「粋」「わび・さび」のある世界感を表現した一点モノを創作し、全国的に活動を続け展開している。

 

 

『KIEN』は、気炎、気縁、気円の意。気持ちを込めた服作りの灯火が脈々と続き、ご縁を頂きながらお客様の豊かな暮らしのお手伝いをしたいとの想いが込められています。

 

草木染め・久留米絣・甘木絞りなどの日本の織り・染めの伝統美を大切にデザインし、裁断・仮縫いを経て縫製までを一貫して自社アトリエで行っております。

 

流行に左右されない個性豊かな『KIEN』の一点物の創作服をお楽しみください。